FF車の場合は雪道ではチェーンは絶対に必要?その理由に迫る!
2018.8.5
FF車の場合には雪道を走行する場合に、スタッドレスタイヤの上からチェーンを巻かないと本当に危険なのでしょうか?
また、FF車やFR車ではタイヤのチェーンを付ける場所に違いがあるのを知っていますか?その装着する部分はどこかについて調べてみました。
今回ここではFF車の場合の雪道ではチェーンが必要な理由や、注意点についても併せてご紹介します。
この記事の目次
FF車での雪道でのチェーン装着は何故必要なの?
タイヤチェーンをつける理由は、雪道でも滑りにくく走り易くするためです。雪道でスリップしてしまうのは、タイヤと路面の間に雪や水分が入りこむためです。
タイヤチェーンをつけることによって、雪を押し出してくれたり路面とタイヤが接触しやすくなります。タイヤチェーンには金属のピンがあり、路面にくい込むことで高いグリップ力を発揮して雪道の走行を助けてくれます。降雪量の多い天候にはスタッドレスタイヤよりもタイヤチェーンのほうが走りやすいと言えます。また、スタッドレスタイヤよりも着脱しやすいという点もあります。
タイヤチェーンは、駆動力を地面に伝えるので車の駆動部に付けましょう。
スタッドレスタイヤが主流となっていますが、タイヤチェーンを使うときには前もってつける練習をしておくといいですね。
FF車やFR車で付ける場所に違いがあります。
トンネル内など乾燥した道路では、タイヤチェーンを外したほうがいいでしょう。冬道を走行するにはスタッドレスタイヤを装着し、天候の変化に合わせてタイヤチェーンを併用するといいでしょう。
FF車の場合の雪道でのチェーンを使用する際の注意点について
FF車で雪道を運転するときには、4輪全てにスタッドレスタイヤを装備しましょう。タイヤチェーンを装着するときは前タイヤにつけてください。
雪道では、カーブや交差点に入る前には減速しハンドル操作をゆっくり回すようにしましょう。とくに交差点は路面の雪や氷が溶けたり凍ったりを繰り返すので、アイスバーン状態になっていることもあります。
轍ができていることもあるので、曲がるときなどは減速して慎重に運転をする必要があります。
カーブでは、遠心力が働きブレーキやアクセル操作が不安定になることもあります。
また、車間距離は広く取り止まりそうなときにはなるべく止まらなくてもすむようにスピードを落としてじりじり進むといいでしょう。
また、深い積雪路には入らないにしましょう。
発信するときには、アクセルの踏み込みをゆっくりと慎重に行いましょう。普段から、急な車線変更や、無理な追い越しはしないように気をつけてください。
FF車で雪道を走行する際にチェーンはタイヤのどこに装着すべき?
タイヤのチェーンは、駆動輪(クドウリン)に装着します。4輪駆動(4WD)でなければ、前後どちらかのタイヤにしかエンジンの動力は伝わっていないので動いていないタイヤにチェーンを付けても、雪道では意味がありません。
チェーンを付ける前に、自分の車の「駆動方式」を確認しましょう。
駆動方式を調べるときは、「車検証」を見ればわかります。
前輪駆動(FF)なら前輪、後輪駆動(FR)なら後輪、4輪駆動なら通常、駆動力が大きめの前輪にチェーンを装着するといいでしょう。
タイヤチェーンの装着するタイミングはいつが良いのでしょうか?雪が多い地方の道路脇には、チェーンが装着できるスペースが用意されていることが多いですが、広い安全な場所で行いましょう。
雪道を運転するときには、タイヤチェーンの他にワイパー、ウォッシャー液も冬用のものを用意します。
とくにウォッシャー液は寒冷地用でなければ凍ってしまいます。使う頻度も多いので充分に補充しておきましょう。北海道では冬の間は、コンビニでもウォッシャー液を買うことができます。
FF車でスタッドレス2本での雪道は危険!?
車のFFは、フロントにエンジンが積んでありフロントタイヤが駆動するタイプとなりますがブレーキは4輪です。
ブレーキを踏んだときには、前輪に荷重がかかりスリップしやすくなります。
雪道では真っ直ぐ走っているつもりでも、スピードが出ているときには後輪が左右にふられることもあります。
カーブ中にブレーキを踏まないように気をつけましょう。
雪道に向いているのは、4輪駆動(4WD)ですがFF車も向いていないわけではありません。
平らな道を走るぶんにはFFでも問題はありませんが、坂道の発進には弱いと言えるでしょう。坂道では、重心が後ろにいってしまい前輪よりも後ろに重荷がかかります。このため、坂道では空転しやすいのです。
一度空転してしまうと雪を掘ってしまいはまってしまうので発、進するときにはゆっくりアクセルを踏むことや、なるべく止まらないようにすることではまるのを防止できるでしょう。
スタッドレスタイヤのメリットやデメリットについて
スタッドレスタイヤは、新雪路・圧雪路等の雪道で走ることのできる便利なタイヤですが、気をつけなければいけないのがアイスバーンです。
雪道ではグリップ力の向上など効果を発揮しますが、氷の上ではスタッドレスタイヤを装着していても滑ります。
北海道・東北・北陸地方など雪が降る地域ではスタッドレスタイヤを装着していますが、過信しないことが事故を防ぐことに繋がります。
アイスバーンの道路は、運転しないことが一番ですが生活している以上そんなことも言っていられません。
橋の上やトンネルの出入り口、朝晩の時間帯は凍っているように見えなくてもアイスバーンになっている道路が多くあります。場所や時間などの条件によってアイスバーンとなるので冬道はとくに時間に余裕を持って運転しなくてはいけません。
アイスバーンで急ブレーキをかけるとスリップする可能性が高いので、断続ブレーキが基本となります。また急ハンドルもスリップする危険性が増すので気をつけましょう。
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