黒を基調にした部屋の作り方と効果的なインテリアの使い方
2018.5.13
黒を基調にした部屋はクールなイメージやカッコいいイメージがありますよね。
黒をイメージしたお部屋は、特に若い男性に人気です。
黒を使ったお部屋の作り方や、黒のインテリアの効果的な使い方、黒を際立たせるモノトーンインテリアスタイルなどご紹介します。
また、黒だけでは寂しい感じになるお部屋には、色の付いたものをポイント的に置いてみましょう。
それだけでも、お部屋の雰囲気は随分と変わるはずです。
この記事の目次
お部屋に黒のインテリアを使う時のポイント
黒には、シャープで都会的なイメージがあります。またスタイリッシュで洗練された印象も受けます。黒は喪服などにも使われるように、重々しい心情を表すこともあります。慣れ親しんでる色ではあるものの、近寄りがたい印象も与えます。
不吉なイメージを与えることがある色ではあるものの、それよりも良いイメージで活用されることも増えてきました。しかし黒は、高貴な印象を与え、地位が高い感じを表現することもできます。モードでお洒落な色であると、イメージも変化しています。
黒を上手にインテリアに取り入れる方法
黒、白、グレーは彩度を持たないため、無彩色と呼ばれています。白は光を反射しますが、この無彩色の中で一番暗い黒は、光を吸収し、反射もしません。黒の光は存在しないのです。しかし、ピアノの塗装のように質感のある黒は黒光りといわれ、特別にクオリティの高さを印象付けます。
質感はとても大切です。
部屋に取り入れやすいのは、黒の中でもマットな質感のマットブラックがよいでしょう。黒は、存在感の強い色です。インテリアに取り入れるのはなかなか難しいと考えている人も多いはずです。
マットな質感の黒の塗装や建材が、最近では増えてきています。黒の持つ洗練されたイメージを崩すことなく、ソフトな印象を与えるため、マットブラックは壁に使っても圧迫感が少ないのが特徴です。黒の質感を変えるだけで、ぐっとインテリアに取り入れやすくなります。
黒のインテリアをお部屋のどこに使うかで印象が変わる
黒を床、壁、天井や家具など全体に使った部屋は、狭苦しい印象を与えます。しかし、シアタールームやホームバーに使うことで、重厚感を与え、ムードのある雰囲気を演出することができるので向いていると言えるでしょう。
また光の陰影が映えるのも特徴です。間接照明などを使って、効果的にコーディネートすることをお勧めします。
部屋の床や壁、天井が黒であったとしても、大きなソファを赤などにしてみると、いっそうお洒落感が増します。シアタールームなどでは、このような配色を持ってくるとゆったりとした雰囲気になります。
壁面に取り付けられた壁付け照明の光を、上下に当たるように工夫してあげると、ムードな雰囲気をさらに演出することができます。しかし、壁などに電源が無い場合などは、上下が空いているフロアランプを置いても同じような効果が得られます。
天井と床が黒の部屋は、天井と床が白の部屋よりも天井が低く感じ狭い印象を与えます。その場合は、カーテンやソファを白に近い色でコーディネートすると良いでしょう。
部屋は白だったとしても、黒の壁面の飾りや、クッション、フロアランプやテーブルなどの部屋の周りに黒を使うと、圧迫感がない開放的な感じを演出できます。黒の家具が部屋にしまりを与えてクールな印象になります。
お部屋に黒を効果的に使ったモノトーンインテリア
黒と白で統一されたモノトーンインテリアの部屋は、シンプルで落ち着いた印象を与えます。無駄の無い洗練された空間を演出することができるため、人気があります。
ダイニングテーブルやソファなど部屋の中で存在感のある家具を黒にすることで、黒ベースのモノトーンインテリアになります。黒をベースにすると、クールでシック、落ち着いた空間になります。
白をベースにしたモノトーンインテリアは、黒をベースにした場合とは反対で、明るい雰囲気になります。部屋を広く見せる効果もあります。黒の雑貨やクッションなどの小物を上手に取り入れると、メリハリが生まれ、引き締まった雰囲気になります。
グレーを取り入れたモノトーンインテリアもあります。白と黒の二色でまとめた時よりも中間色を加えることで、柔らかい雰囲気を与えます。ソファやラグなど存在感のあるアイテムにグレーを取り入れた場合と、小物や雑貨などでグレーを取り入れた場合では、印象も変わってきます。
黒などのモノトーンのお部屋に温かみをプラスする方法
黒で統一された部屋は、生活感が少なくてスタイリッシュな感じがします。その反面、寂しい感じや地味な印象を与えてしまいます。また質素な感じがして、安定感が減ります。
そんな印象を打ち消すためには、他の色をプラスしてみましょう。
メリハリの利いた部屋にしたい場合には、はっきりとした色味をプラスすると良いでしょう。赤や緑、黄色、青の原色や、ビビットなピンクなども良いでしょう。
基本的に、モノトーンな色は他の色を足すことで、印象を変えることができます。他のどの色とも相性が良いため、差し色をしやすいと言えます。
季節によって、インテリアや小物の色を変化させると、様々な雰囲気を楽しむことができるでしょう。
お部屋がすっきり見えるインテリアの選び方
ブラウンとベージュの組み合わせなど同系色のインテリアは、他の色味がないために、まとまった感じを与えることができます。誰でもチャレンジしやすいのでお勧めです。
統一感を重視したいならば、類似色のインテリアがお勧めです。赤とオレンジなどの暖色系の組み合わせや、青とブルーグリーンなどの寒色系の組み合わせなど、同じカラーグループの組み合わせであれば、色同士のぶつかりあいが無いため、自然にまとまります。
ポイントは二色の配分を同じ割合にしないことです。のっぺりとした印象になってしまうため、どちらかを多く、または少なくすることをお勧めします。
また、個性的に仕上げたいのであれば反対色のインテリアを取り入れると良いでしょう
しかし、コントラストがはっきりしているため、上級者向けともいえます。
難しいと感じるようなら、淡いトーンや暗いトーンなど、反対色であってもトーンが同じものであればイメージを統一しやすなります。色同士のけんかを防ぐことができるため、まとめやすくなりますよ。
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