カラスが喧嘩!原因は何?カラスが喧嘩をする理由と鳴く意味
2018.5.20
カラス同士の喧嘩を見たことはありますか?結構激しい喧嘩をするので、はじめて見た人はびっくりするかもしれません。
また、カラスは他の動物や人間を襲ってくることもあります。それには一体どんな原因があるのでしょうか?種類で鳴き声が違うって本当?
そこで今回は、カラスが喧嘩をする原因と、人や動物を襲撃してくる理由についてお伝えします。
カラス同士が喧嘩!原因は何?
カラス同士でのいじめや喧嘩が行われていることがありますが、それはなぜなのでしょうか。
カラスには弱った仲間をいじめる習性があるからなのです。
ただ単にカラスの攻撃性が現れているだけなのかもしれませんが、弱っているものを集団で襲うという習性があらわれているのかもしれません。
そして、カラスは弱っている仲間は先が長くないというのを分かっているのでしょう。
カラスはこの世から消える事を恐れる鳥なのです。
頭が非常に良いので、彼らの中で命がなくなることの重大さがわかっており、それはカラスにしかわからない世界なのです。
トンビとカラスが喧嘩をする原因
カラスとトンビはお互い縄張り意識がとても強く、食性も似ているためライバル同士なのです。
そのため、捕食しあう関係性ではないですが、喧嘩をしたりする事があります。
カラスは集団で、単独で飛んでいるトンビを襲う事があります。
エサを狙うために襲っているわけではないので、縄張りに入ってくることを嫌っているからなのでしょうか。
理由がなくてもとにかくちょっかいを出したいだけなのか、カラスはトンビをつついたり喧嘩を挑む事が多いようです。
もちろん反対のケースもあり、トンビがカラスをつついていく姿も目撃されています。
トンビはカラスよりも体が大きいですが、頭の良さはカラスのほうが上なのでカラスのほうが優位なのかもしれませんね。
カラスが猫と喧嘩!猫を襲う原因は?
カラスが猫と喧嘩する事もあります。
なぜカラスは猫を攻撃するのでしょうか。
- 縄張り争いのため
カラスと猫は同じ街の中でゴミを漁ったりと、餌をめぐるライバル同士と言えます。
普段は、猫がゴミを漁ったあとに、カラスがゴミを荒らしに来る場合、もしくは逆の場合が多いです。
そのため毎回喧嘩が勃発するということはないのですが、時にはお互いの縄張りの中で餌をめぐって喧嘩する事があるようです。 - カラスの巣を守るため。
ひな鳥を育てている母親カラスは、子どもを守るために気性が荒くなる傾向があります。
そのため巣を守ろうという気持ちが強くなり、巣に近づくものを敵とみなすのです。
たまたま巣の近くを猫が通ると、母ガラスは猫を敵と見なしたことで攻撃を仕掛けているのでしょう。
猫だけでなく、人間も近くを通ると敵と見なして母ガラスは攻撃してくることでしょう。
この習性は人間にも同じ事がいえます。
生き物の本能として、子の出産直後は子を守るため母親は攻撃的になりやすいようです。
カラスがうるさく鳴くのはどうして?
カラスはよくうるさく鳴いていますよね。
いったい何が理由で鳴くのでしょうか。
それは子を守るための行動なのです。
カラスの繁殖期は4月~7月で、その間親ガラスは子ガラスを守るために攻撃的になるのです。
カラスは縄張りに入ってくる生き物がいると、警戒して鳴くのです。
それでも立ち去らない場合には、カラスは子を守るためにフンを落したりつついたりしてきますので、気をつけてください。
カラスは非常に頭が良いため、真正面からは攻撃してきません。
弱点である後ろから襲ってくることが多いのです。
カラスがたくさん集まっているところや、うるさく鳴いているところを通るときは要注意してください。
フンや攻撃から身を守るためには、傘を差してその近くを通るようにしましょう。
ちょうど繁殖期は4月~7月の間なので、紫外線が強くなったり梅雨の時期ですので傘を持ち歩く事を習慣にしましょう。
カラスは種類によって鳴き方が違います!
カラスには、様々な鳴き声がありますよね。
カラスの種類で鳴き声は変わってきます。
日本に一年中いるカラスの種類は、「ハシブトカラス」と「ハシボソガラス」の二種類になります。
日本に渡ってくるカラスは他にもいますが、人がカラスに被害を受けるのはこの二種類によるものがほとんどです。
そして、それぞれで鳴き声は異なります。
- ハシブトガラスの鳴き声の場合
ハシブトガラスの場合は、「カァー、カァー」という澄んだ鳴き声をしています。
名前のとおり、くちばしは太くて厚く、額が盛り上がっているのが特徴的です。
樹木がある環境がすきで、森や林、都会に多いです。
両足をそろえて、ピョンピョンはねて歩くのが特徴的です。
- ハシボソガラスの鳴き声の場合
ハシボソガラスの場合は、「ガー、ガー」という濁った鳴き声をしています。
名前のとおり、くちばしは細くて、額はもりあがっていません。
鳴くときには頭を上下させて鳴きます。
郊外の農村地や草原に多いです。
地域によっては都心部にも多い場合があります。
脚を交互に出してノコノコ歩く特徴があります。
- 雑学・教養