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防音対策。部屋を自作で防音する。音についてと対策について

2019.3.17

防音対策には、様々な方法があります。

部屋全体を防音対策したり、自作で防音スペースを作ってみたり。

生活音を防ぎたいなら、床・壁・窓に工夫を凝らすと、防音対策することができますし、楽器や歌を思いっきりしたいのなら、防音スペースを作ることをおすすめします。

今回は、音の伝わり方や防ぎ方、それに伴って自分でできる防音対策についてご紹介いたします。

防音するには音の伝わり方を知る。部屋を自作で防音したい

まずは防音対策をする前に、音の伝わり方について理解しましょう。

音は粒子が振動することによって伝わります。
例えば人の会話で言うと、声帯が振動することによって声が発生します。
その声帯の振動が空気の粒子を振動させるので、聞き手に声を伝えることが出来ます。
聞き手の人は、その振動の波によって耳の中にある鼓膜が振動することで声を聞き取ることが出来ています。

 

部屋に音が伝わるのには3つのタイプに分けられます。

 

  1. 空気を伝わってくる音タイプ
  2. 固体(壁や床、天井、配管など)を伝わってくる音タイプ
  3. 空気と固体の両方から伝わってくる音タイプ

 

まず空気を伝わってくる音タイプは、例えで言うと部屋の外から聞こえる人の声や動物の鳴き声、自動車の音などです。
この空気を伝わってくる音を防音するには、窓への防音対策が効果的です。
窓は空気を伝わってくる音が出入りする場所になっているためです。

そして、固体を伝わってくる音タイプは、例えで言うと上下左右の部屋から伝わってくる生活音などです。
この固体を伝わってくる音に対して、窓への対策をしたとしても防音効果は期待できません。
壁や床、天井、配管などトータル的に防音を考えていく必要があるため、防音の専門家に相談をするのが良いでしょう。

最後に、空気と固体の両方から伝わってくる音タイプは、例えでいうと工事現場から聞こえる音や、大型トラックが通るときの音などです。
同じ音によっても、条件によってはタイプが異なるケースもあるので、自分の気になる音がどのタイプなのか?考える必要があります。

防音対策を自分でする。部屋ででる音について

それでは音のタイプについて分かった次は、防音方法について理解していきましょう。

部屋を防音する方法についても3つの方法に分けることができます。

 

  1. 吸音する方法
  2. 遮音する方法
  3. 防振する方法

 

吸音する方法とは、音のエネルギーを吸収させて熱エネルギーに変えることで音を小さくして防音をします。
遮音する方法は、音を跳ね返すことによって防音します。
防振する方法は、振動するエネルギーを吸収して減らすことによって防音をします。

これらの防音方法を組み合わせることによって防音をすることが出来ます。

難易度は高いが、防音スペースにを部屋に自作する

防音スペースを部屋に自作して防音をしている人たちもいます。
防音スペースを作る材料はホームセンターなどで揃えられるもので、防音スペースを作ることも出来るようです。
ですが、自作をするとなると簡単に出来上がるものではなく、難易度は高いものとなります。
しかし、DIYをすることが好きな人やチャレンジをしてみたい!という人は、材料や道具などを揃えてみて防音スペースを自作してみるのも良いかもしれません。

自作の防音対策。自分ひとりでするならカーペット

自作で防音をするなら、防音スペースを自作するよりも簡単な方法があります。
それはカーペットを敷くことです。
そしてただのカーペットではなく、防音カーペットというものがあります。
この防音カーペットを敷き詰めるだけで防音効果が期待できるので、自分一人で防音対策をするなら簡単に出来るのでおすすめです。
しかしこの防音カーペットは重さがあるものもあります。
敷き詰めるのも時間を要しますので、時間があるときにゆっくりと進めていくのがよさそうです。

壁の防音対策。部屋全体の対策なら

自分一人で防音対策する方法は他にもあります。
壁に防音材を貼ることで防音をすることも出来ます。
この壁に貼る防音材は、音の発生源の近くに貼ることによって音を吸収してくれるものになります。
例えばテレビやオーディオなどの音ですね。
テレビやオーディオの後ろや横の壁に貼ることによって防音効果が期待できます。
ですが、壁という目立つ場所に防音材を貼ると、部屋の印象が悪くなってしまわないか心配になる人もいると思います。
最近ではおしゃれな色柄や形の防音材も多く売られているので、自分の部屋のインテリアに合ったものを探して選んでみてください。

防音は窓から。カーテンや窓ガラスでできる対策

そして、窓の防音対策についてお伝えします。
窓ガラスに防音シートを貼ったり、防音機能のあるカーテンを使用することで窓の防音をすることが出来ます。
空気を伝わってくる音タイプは窓から音が出入りするので、窓への防音対策は重要となります。
窓ガラスに防音シートを貼る場合は、透明タイプのものを選ぶと採光を取り入れることが出来ますし、部屋からの眺望を失うことがないのでおすすめです。
また、防音シートはシートとシートの間に隙間が出来てしまうと防音効果を期待することが出来ません。
そのため自分の部屋の防音シートを貼りたい窓の大きさがどれくらいなのか?必ず確認をするようにしましょう。
もしも窓の大きさに合った防音シートが無い場合には、大きめのサイズの防音シートを購入して、窓のサイズに合わせて切ってから貼るのがおすすめです。

部屋の防音を自分で対策できないと思ったら

これまで色々な防音対策の方法についてお伝えしてきました。
ですが、自分で防音対策は難しい…と感じている方は、簡単に組み立てることが出来る防音室もあります。
価格は高価なものにはなりますが、防音スペースを簡単に作ることが出来ます。

いろいろな防音対策についてお伝えしました。
自分に合った方法で、ぜひ防音をしてみてくださいね。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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