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テニスのプロ選手が使用するラケットと市販のラケットの違い

2019.3.18

テニスのプロ選手の試合を見ていると、どんなラケットを使っているのか気になる人も多いでしょう。スポーツ店に行くと「●●選手モデル」などと市販されていますが、実際には違うと言われています。

今回は、テニスのプロ選手が使用するラケットの特徴やと市販のラケットとの違いについて説明します。選手によって重さなども全く違うようです。

また、プロの選手が試合に持ち込むラケットの数や年収についてもご紹介します。プロの選手がどのくらいすごいのか、見てみましょう。

テニスのプロが使用するラケットと市販のラケットの違いについて

テニスのプロが使用するラケットと市販のラケットにはどういった違いがあるのでしょうか?
その違いについてご紹介します。

簡単にその差を説明しようとすると、「高級かそうではないか」と思われがちですが、決してそうではありません。
素材が最高級ではないものを使っているプロもいますし、プロも驚くような高価な市販ラケットも売られています。
しかし、その人に合わせてオーダーするのであれば、素材が高級ではなかったとしても、一つ一つが丁寧に作られた品になりますので、値段の上で言うと高価な物だと言えます。
そういった点からプロ用は「その人だけに作られたもの」、市販品は「万人受けに作られたもの」だと言えます。
また、「●●選手モデル」として売られているラケットが実際に違うことが起きてしまう理由についてはさまざまなものがありますが、主なものとしては、

  • 選手が使用しているラケットを忠実に再現しようとすると、恐ろしく高額になってしまうため。
  • ラケットが販売された後に、選手から微調整を依頼されたため違いが生じた。
  • 似たタイプのラケットに選手と同じペイントを施しているだけだから。

などの理由があります。
ちょっとズルいような理由もありますが、品物自体が悪いわけではありませんし、憧れの選手と同じデザインのラケットを持つとやる気にも繋がりますので、プレーに使用する以外にも、コレクターズアイテムとしても購入して良いのではないでしょうか。

テニスのプロが使用するラケットの特徴について

テニスのプロが使用するラケットの特徴はどういったものなのでしょうか?
プロ用に作られるラケットにおける大事なポイントについてご紹介します。

●重さ

なんといっても選手たちが一番に気にするのがラケットの重さです。
「軽ければ良い」、「重いほうが良い」というわけではありません。
その選手の筋力や打球のクセに合わせた重さに計算されています。

●グリップ

選手によって手の大きさが違うように、グリップの太さも適切な太さが異なります。
グリップの太さに違いによって打球のパワーやコントロールが変わりますので、大切な箇所のひとつと言えます。

●ガット

ガットはボールが当たるネットの事を指します。
ガットは強いことも大切ですが、ボールをコントロールしやすいかが特に重要視されます。
当てたボールが飛ばないのはもちろん困りますが、飛びすぎもダメです。
選手が思った位置に落ちるように、コントロール出来るガットが重宝されます。
ちなみに、縦糸と横糸でガットの素材を変えている選手が多い傾向にあるとのことです。

プロ選手が使用するラケットの重さについて

プロ選手が使用するラケットの重さについてご紹介します。

テニスのプロ選手が実際に使っているラケットを持ったことがある人はあまりいないと思いますが、実際に持ってみると市販品よりもかなり重いそうです。
なぜラケットを重くしなくてはいけないのかというと、相手の打球が150キロを有に超えるような超高速球に対抗するためです。
ラケットが軽いと、相手の球を受けた時に、そのパワーに負けて打ち返すことが出来ませんが、ラケットが重いとその重量分だけ衝撃に耐え、球を打ち返すことが出来るのです。
ですので、一見細身に見えるプレイヤーも、重いラケットを振り回すため、力強い筋肉を身につけています。

しかし、選手によっては、重いラケットを苦手として、市販品と変わらないような軽いラケットを使用している選手もいるそうです。
その分体を強くする必要があると言えますが、その人に合ったものであれば、重いものも軽いものもどちらも良いラケットなのです。

テニスのプロの選手が1試合に持ち込むラケットの数

テニスのプロの選手が1試合に持ち込むラケットの数についてご紹介します。

テニスの試合をしている時に、ラケットを取り替えているところを目にすることがあります。
それは、激しいボールの打ち合いでガットがすり減ったり、切れたりしてしまうためです。
そのため、プロ選手でも1本のラケットで試合に臨む人は皆無と言えます。
その選手にもよりますが、1試合に6本から10本ほどのラケットを持ち込むのが平均的な数だそうです。
ちなみにガットはすべて新品のものに張り替えておくそうです。

ラケットの交換をしているところを見ると、「使い捨て?」なんて思う方もいるかも知れませんが、決してそうではありません。
交換後のラケットは、新しいガットに張り替えてまた次の試合に使用します。

プロのテニス選手の年収について

プロと名が付く以上、その収入が気になるところです。
そんな気になるプロテニス選手の年収についてご紹介します。

日本でプロとして登録されている選手は200人ほどと言われています。
有名選手ではなくても、20代などの若いうちは200万円を超える給料をもらえるそうです。
しかし、30代、40代になるとその額は大きく下がり、平均30万円ほどになるのが現実です。
ですので、その前にいくつかの大会で優勝をしたり、メディアに出ることでCMやスポンサー契約を持てるようにしなくてはいけません。

ちなみに、世界ランキングに入るようなトップ選手は数千万円から数億円の年収があると言われています。
特にみなさんが知っているような選手なら賞金以外にもCMなどがありますから、数十億の年収があると推測されます。

このように、テニスのプロにとってラケットは、勝利やその先の栄光を掴むための大事な道具ですので、その思い入れは並々ならぬものがあるのでしょう。
そのため普通の人では簡単に扱えないような重さだったり、特別な加工が施されているのも納得できるというものです。
真剣にテニスに取り組んでいる人も、習い事などで気軽にテニスをしている人も、そのようにラケットにこだわってみると、いつも以上に良いプレーが出来るかも知れません。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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