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猫が捕獲器に入らず捕まらない時の対策と捕獲のポイント

2019.3.20

野良猫を保護したいとき、飼い猫が逃げてしまい捕まらない時に役立つ捕獲器。

捕獲器を設置してエサを入れ、猫が捕獲器に入るのを待つのですが、なかなか捕獲器に入らず捕まらない!ということがあります。

警戒心が強い猫は、捕獲器に近寄ることさえしません。ではどうすれば安全に捕獲できるのでしょうか。

捕獲器に猫が入るには?

猫が捕獲器に入らず捕まらない時の対策と捕獲のポイントについてご紹介します。

猫が捕獲器に入らず捕まらない時の対策

人気のペッでも上位を常に独占しているのが、猫や犬ですよね。
そんなペットとして人気のある猫は、最近ではだいぶ減りましたが、まだまだ野良猫と言われた外猫がいます。
ただ、野良猫は飼い猫と違い寿命もとても短いと言われています。
そんな野良猫をなんとか助けたい!と思っている人は、あらゆる手を使って捕獲を試みていると思いますが、すばしっこい野良猫はなかなか捕まってはくれませんよね。

野良猫の捕獲方法について詳しく紹介していきたいと思います。

猫の通り道に設置する。

毎日通っている安心した道に設置することで、いつもより警戒心がとかれている可能性もあるのです。

物陰や人目につかない場所に設置する。

警戒心が強いのは野良猫の特徴です。
誰にも見えないような安全な場所に設置するのも警戒心を軽減させる1つかもしれませんね。

炎天下の場所におかない。

朝方は日がさしていなかったのに、正午ごろになると日が照っているなんて場所では猫は入りませんし、たとえ入ったとしても命の危険が伴います。

基本的には、あらゆる面で「安全」を考えた場所で設置することを心がけましょう。

捕獲器で捕まらない時は、捕獲器を固定して猫に慣れてもらう

例えば、一度捕獲器から餌をとり、閉まる前ギリギリでなんとか逃げた猫がいたとします。その猫は、もう絶対捕獲器には入らないでしょう。
それくらい警戒心が強いと言えるのです、
そのためには、まず捕獲器が安全な場所と教える必要がありますよね。
上記のように設置しても全く入ってくれない場合は、思い切って捕獲器のフタ部分を固定して閉まらないようにしばらく置いておきます。
そのうち、ここは餌をおいても安全な場所という認識がうまれるので、安易に捕獲しやすくなるというメリットもあるでしょう。

ただし、これは少し長期戦になります。
今日や明日で完結するほど猫は簡単に入ってくれませんので、周辺の隣人には糞害の事も理解を得ておく必要があるでしょう。
猫も人間も信頼が大切です。
最初は食べなくても根気よく待っていると、信じてフードを食べてくれますので気長に待ってみましょうね。

捕まらない猫もこれで捕獲できるかも?捕獲器を設置する場所や時間帯とエサの種類

それでもどうしても捕まらない場合は、現段階で問題点が無いか考えてみましょう。
考えられる点をまとめてみましたので参考にしてみて下さい。

捕獲器が小さすぎる。

猫の大きさに対して捕獲器が小さいと入ることにより警戒心を抱く場合があります。
捕獲を予定している猫の体型も十分考慮する必要がありますね。

置く場所が悪い。

上記でお伝えしましたように、例えば炎天下の場所にフード入の捕獲器を置いても、なかなか入らない場合もあります。
なるべく、猫の通り道や普段人目につかないような安心して食べることのできる場所に設置しましょう。

フードに問題も。

猫それぞれも人間同様好きなものや性格も違います。
いつも置いているフードで駄目なら違うものを置いてみる工夫も必要でしょう。
一般的に捕獲の成功率が高いと言われているフードは「唐揚げ」です。
香ばしい匂いは猫の鼻に大きな魅力を惹きつけるのでしょう。
一度試してみて下さい。

捕獲器を使って猫を捕獲する前に確認したいこと

では、やっと捕獲に成功したとします。
そこで1番重要な問題に直面します。
その後はきちんと決まっていますか?
ただ、可愛そうだから…という理由1つで捕獲を考えているのでしたら、冷たい言い方になりますが、無責任になってしまいます。
捕獲を試みる前に知っておきたいこと、決めておきたいことをまとめてみました。

誰かが買っている猫ではないのか。

捕獲を試みるあまりにフードを毎日置いてる関係で猫はそこに居付いてしまいます。実は誰かの飼い猫だったなんて場合も少なくありません。
近隣の人の状況や野良猫である確認は最大限に行ってから捕獲をして下さい。
また、地域で保護されている猫の場合は去勢や避妊手術が済んでいるため、耳にカットが入っていますので、その部分もしっかり確認しましょう。

捕獲後にどうするのか。

実は、ここが1番の問題点です。
捕獲をしたものの、自分も飼えないし他に飼ってくれる人が見つかっているわけではない…なんて場合も多々あります。
そうならないように、事前に野良猫の写真をとっておいて知人に飼えないかどうか相談しておくことも必要ですよね。
まず、保護した最初にすることは、動物病院に連れていき、悪いところがあれば治療も必要になります。

野良猫を捕獲するという事は、その時点であなたに全ての責任が生じます。
そのことだけは十分抑えておいて下さい。
そのため、治療が必要であれば治療費もかかります。
引き取り手がいないのであれば、しばらく自分で面倒をみなくてはいけない労力も必要になります。
しっかり全てを考慮した上で、野良猫を捕獲する決心をして下さい。

捕獲器を使って捕獲する場合の注意点

実際に捕獲器を使って捕獲する場合、注意しなくてはいけない点が何点かありますので、そこも紹介したいと思います。

捕獲器は私有地で使用する。

猫の通り道だから…と、簡単に捕獲を考えていませんか?
実は、捕獲器を設置する場所にはその土地の所有者の許可が必要なのです。
そのため、勝手に設置することは認められません。
事前に土地の所有者の了解を得てから設置するようにしましょう。

捕獲器は、猫の保護に使用する。

猫を捕獲する1番の目的は「猫を保護する」ということです。
何度もお伝えしていますが、野良猫は警戒心が強く凶暴性もあります。安易に捕獲をして噛まれてしまったなんてことも珍しくないのです。
無理に自分で捕獲することをせず、自治体に相談することも1つの方法だという事は覚えておいて下さいね。

ここまで、猫を保護する上で大切な「捕獲」について詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
大切な1つの命です。保護することを決めたなら、その後は大切に育ててもらえるよう十分な環境を作ってあげて下さいね。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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