コツコツ重ねる知識のアーカイブ

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ドジョウの水槽の掃除や頻度。水換えの時の注意点

2019.3.21

本来は川に生息しているドジョウですが、水槽で飼って楽しむ方も増えています。
金魚などと違い、育てるのが難しいのではと感じる方もいるかもしれませんが、飼育環境を整えてあげれば、水槽でも十分に飼育することができます。
そこで、ドジョウの水槽の掃除方法や、頻度などをご紹介します。

ドジョウが砂にもぐる姿は、見ていてとてもかわいいものです。飼ってみると思った以上に癒やされる生き物です。

ドジョウの水槽の掃除の目安は

ドジョウの水槽をメンテナンスするときは、飼育環境にもよりますが2週間に1回くらいの掃除が必要です。

水槽掃除で行うのは水換えと水槽の中、周辺機器の清掃です

水換えの目安は水槽内が汚れてきたらとしか言えません。
そうとしか言えないのは水質は飼育環境に大きく依存する為です。

飼育環境とはひとつの水槽にどれくらいの数の生き物がいるか、どんな生態を持っているかなどでも変化します。
水槽内の水質変化があまりに気になるようでしたら、水槽内が過密状態になっていないか、フィルターなどを見直すなどして対策をしましょう。

水替えをするときの注意点

水替えを行うときは全体の3分の1の量を交換します。一度にすべての水を替えてしまうと環境が急変してしまいます。
そうなるとドジョウだけでなく、水槽に住んでいた生体たちがpHショックを起こしてしまうなどの弊害が起きてしまいますのでご注意ください。

ドジョウは低棲魚なので底砂の掃除も重要

底砂が汚れているとドジョウは病気にかかってしまう可能性がグンと上がってしまうので、底砂クリーナーなどを活用しつつ清潔を保ってあげてください。

底砂クリーナーとはポンプで水を吸い上げる力を利用して砂利の中のごみだけを吸い上げられるというアイテムです。

このアイテムがあれば底砂の掃除とともに水換えができるようになるので、掃除がとても楽になりますよ。

ドジョウの水槽に必要なフィルターの掃除

ドジョウはフンが多い生き物です。
フンが多いということはフィルターも汚れやすいため、フィルターの掃除と交換はこまめに行う必要があります。

ドジョウ飼育をするならフィルターをドジョウに合うものを使用するのがおすすめです

フィルターには上部フィルターと底面フィルターがありますが、それぞれメリットとデメリットがあるのでドジョウの種類や生態によって使い分けや併用が必要になるでしょう。

上部フィルター

メリット

  • 対応している水槽サイズが多い。
  • 容量が大きくろ過材がたくさん入れられる。
  • ろ過材がたくさん入るのでろ過能力にも優れている。
  • バクテリアが酸欠になりにくい。
  • ろ過材の交換や内部の掃除をしやすい。

デメリット

  • 水槽の上部を圧迫する。
  • 動作音や楽水温で静音声に欠ける。

底面フィルター

メリット

  • 安価な商品が多い。
  • 底砂全面がろ材となるため、ろ過能力が高い。
  • フィルターを底砂で隠せる。
  • 商品によってはろ過面積をコントロールできる。
  • ドジョウの健全な育成を助けられる。

デメリット

  • メンテナンスが面倒。
  • フィルターに底砂が侵入してしまうとろ過能力が低下してしまう。

ドジョウの水槽でお掃除に便利なスポイト

ドジョウは先述した通り本当によくフンをします。
目につくときには水槽掃除用のスポイト、つまりは底砂クリーナーなどなどでピンポイントに掃除をしましょう。

この掃除用のスポイトには種類が多く、ご自宅の水槽の底砂や生体の種類に合わせて使いやすいものを選んでください。

スポイトは吸い込める水の量や口の大きさもたくさんの種類があります。
大きな水槽だったり少し広い範囲を掃除することが必要であれば、大きめな口で水をたくさん吸い込める方が効率よく掃除ができます。

逆に小さな生体を飼育している場合は誤っての吸い込みが無いよう、小さめな口で少しずつ掃除のできるものを選ぶのがいいでしょう。

吸うだけでなく、吹き飛ばすこともできるので使い方次第で強い味方となってくれそうですね。

ドジョウに適した水槽のレイアウト

ドジョウは棲み処となる水槽の中に隠れ場所があることが最低条件です。

水槽内に棲み処に隠れ場所として岩や流木、土管などをレイアウトしてあげましょう

この隠れ場所は泳ぎ着かれたときの休憩所になったり、多くの魚を混泳させている場合は喧嘩の時に本当の隠れ家にしたりという形で活用されます。

ドジョウは砂に潜るという生体も持っていますので、1匹だけ飼育しているとしても水槽をのぞき込む人間の目を気にせず落ち着ける場所を作ってあげるのが理想的です。

水槽の中のレイアウトは水草なども使うことがあると思いますが、ドジョウを飼育している場合はドジョウが砂に潜ったときに根元から倒れたり、砂から掘り起こされてしまうようなことも想定して水草選びをしなくてはなりません。

ドジョウの水槽にいれる水草

ウィローモスという活着できる種類や、浮かせておくだけでいいカボンバのような種類を選ぶといいでしょう。

また、水草は人口で作られたレイアウトのためだけのものなどもあるのでそういったものも活用してみてください。
ただ、人口の水草は魚の種類や個体差により有害となる物質を含んでいるものもあります。
十分注意してレイアウトしてください。

ドジョウの寿命や性格は

ドジョウを飼育するうえでの水槽環境についてご紹介してきましたが、そもそもドジョウとはどんな生き物なのかということをここでおさらいしておきましょう。

ドジョウは種類がたくさんいるので、その種類により性格が違います。
種類だけでなく個体差もあり臆病なものや泳ぐのが好きなもの、ちょっとわんぱくな子まで様々です。

ですが性格は様々でもドジョウはみんな水槽の低層に暮らします。

ドジョウは底砂に潜るのを好み、水槽の下の方で暮らすのです

彼らの平均的な寿命は8~10年と飼育できる魚の中では寿命が長いのが特徴です。
長生きさせるには水槽内がドジョウにとってストレスフリーな環境であることが必須です。

ドジョウはアクアショップで5㎝前後の稚魚で売られています。

飼育していくと15㎝前後にまで成長します

その成長度合いは種類や個体差もありますが30㎝ほどまで大きくなるものもありますので、水槽はあらかじめ広いスペースが確保できるものを用意するといいかもしれません。

飼育したいドジョウが通常どれくらいまで大きくなるものなのか、ということもリサーチしておくと準備がしやすいでしょう。

ドジョウについて水槽内の環境からどれくらいに育つのかというところまで、基礎知識的なことをご紹介しました。

長生きするのでじっくりと向き合えるお魚ですから、お家でのんびりとした時間を一緒に過ごすにはもってこいのペットだと思います。
ちょっとおとぼけた顔に癒される彼らとリラックスできる時間をお過ごしください。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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